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カンガエルーシアター
立岩ダッシュ村
松山市立岩地区で行われた、農業体験学習「立岩ダッシュ村」の様子をご紹介します。
2015年10月4日日曜日、松山市立岩地区で農業体験学習「立岩ダッシュ村」が行われました。
平成21年4月18日に開村した立岩ダッシュ村は、松山市と立岩公民館、愛媛大学農学部が連携して、子どもの豊かな人間性や社会性を育むとともに、地域の活性化を図るため、自然体験をはじめとした、さまざまな体験活動を継続して行っています。
松山市在住の小学4~6年生が対象で、今年度の参加者は38名。年間を通して、立岩地区の自然環境の中で、米や野菜づくり、キャンプ、食育・販売体験などを行っています。
この日は、6月に田植えをした稲が収穫期を迎え、地域のみなさんに教えてもらいながら、稲刈り・はざかけ作業を体験しました。また、さつま芋堀り、大根の間引き、ブロッコリーの虫取り、除草作業なども行い、子どもたちは協力しながら取り組みました。
参加者インタビュー
小学4年生女の子
種まきや収穫はもちろん、友だちともふれあえるし、毎回、楽しいです。稲刈りは思ったよりも簡単でした。
最初、稲刈りは難しかったけど、すぐにうまく刈れるようになって楽しくなりました。草引きとかも毎回やっていて、大変だけど、やりがいがあります。
小学4年生の男の子
稲刈り、とても楽しかったです。カマで刈ったことがなかったので、やってみたいと思っていました。もともと自然が大好きで、野菜も好きなので、自分たちで作ったいろいろな野菜を収穫して食べるのが楽しみです。
小学4年生の女の子
稲刈りは難しかったけど、だんだん速く刈れるようになってきました。毎回の農作業も楽しいし、夏休みに立岩小学校でキャンプをしたことも楽しかったです。
小学4年生の男の子
立岩ダッシュ村では、いろいろなことができるので楽しいです。稲刈りは3回目だったので上手にできました。自分でがんばって作った野菜は、お店で買った野菜よりもおいしいです。
愛媛大学農学部 農山漁村地域マネジメント特別コース 浜名慶太さんへのインタビュー
自分たちは、地域のみなさんと子どもたちの中間の立場として、楽しいことも大事ですが、時には厳しく、教育的な立場でも見ていかなければと思っています。
自分自身、子どもの成長を見るのが好きで、4月の時点ではあまりやる気のなかった子が、少しずついい方向に変わってきているのを見るとうれしくなります。自分がまじめに取り組むと子どももついてきてくれます。
残り半年になりましたが、今後も子どもたちの成長を楽しみにしていきたいです。
松山市教育委員会事務局 地域学習振興課 安永竜三さんへのインタビュー
立岩ダッシュ村は平成21年度に始まり、今年で7年目になります。月1回くらいのペースで活動していて、種まきから収穫、そして口に入れるまでの作業を年間を通して行っています。
地元のみなさんのご協力があってこそ成り立っている事業で、当日はもちろん、子どもたちが安全に作業できるように事前準備などもお手伝いいただいています。
昨今、食の安全性についていわれている時代ですので、ここではできるだけ農薬を使わないで自分たちで作ったものを口にするようにしています。「野菜嫌いだった子が食べられるようになった」「家で料理づくりの手伝いをよくするようになった」という話も聞きます。
自然体験を通して子どもたち自身が何かを得てくれればと思います。