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カンガエルーレポート

マタニティ相談会

2019年11月11日月曜日、松山市保健所でマタニティ相談会が行われました。松山市では、安心して出産・育児に臨んでいただくため、初めて出産を迎える妊娠中の方や、妊娠・出産に不安があり受講を希望される妊娠中の方を対象に、年6回マタニティ相談会を開催しています。
前半は、助産師による講話「妊娠期から始める産前産後の準備」、後半は保健師による実習「子育て体験」、座談会・相談会が行われました。

妊娠期に知っておきたいこと

最初に保健師によるオリエンテーションが行われました。タバコとアルコールの注意喚起、風疹の感染予防、産後うつとマタニティブルーについてなど、妊娠期や産後に気を付けてほしいことを紹介しました。
続いて、助産師の田中恵美子さんによる講話がありました。まずは、松山市に伝わるわらべうた「ちょち ちょち あわわ」を紹介し、参加者と一緒に手遊びを行いました。次に「妊娠期から始める産前産後の準備」というテーマで、妊婦さん自身の体のケアや産後の生活についての話がありました。

また、妊娠期の姿勢について、骨盤の模型を用いた説明や参加者同士でのよい姿勢と楽な姿勢の体験を通して、「楽な姿勢=よい姿勢とは限らない」ということを伝えました。

産後の母乳育児については、母乳が作られる仕組みを踏まえた授乳のポイントについて話しました。
講話の最後には、絵本『わたしがあなたを選びました』の朗読を行い、参加者たちが聞き入っていました。

赤ちゃん人形を使った育児体験

後半は、グループに分かれて、保健師と一緒に赤ちゃん人形を使った実習を行いました。
抱き方や着替え、おむつ交換などを実際に体験しました。参加者たちは、最初は少し緊張した様子で赤ちゃん人形を抱いていましたが、次第に慣れてきて、実際に赤ちゃんをあやしているように上手に声掛けしながら体験していました。

座談会・相談会では、保健師や助産師に不安に思っていることや気になっていることの質問があり、参加者は熱心に話を聞いていました。また参加者同士で話ができる時間もあり、交流を深めていました。

講師から

田中恵美子さん

愛媛助産師会 助産院emi
助産師 田中恵美子さん

これから出産される方に一番伝えたいことは「ひとりで頑張りすぎないでね」ということです。講話の中で「子育ては山登りのようなもの」というお話をしましたが、山登りにはガイドさんが必要です。一人で黙々と頑張るのではなく、分からないことがあれば、ガイドさん=専門家に相談してください。
また、出産後もお母さん自身の好きだったことや、やりたかったことを全部やめてしまうのではなく、ひとりの女性としてそのままお母さんになってほしいなと思います。自分の好きなことや大切なこともしながら子育てを楽しんでくださいね。

主催者から

富永瀬理香さん

松山市保健所 健康づくり推進課
保健師 富永瀬理香さん

松山市では妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援を行うため、母子手帳交付時に「マタニティ相談会」や「パパ・ママのための教室」をご案内しています。
「マタニティ相談会」では、妊婦さんが保健師や助産師と話せる時間をとり、一人ひとりの悩みに寄り添い、不安を解消できるよう努めています。また、妊婦さん同士で情報交換ができる時間も作っています。
困ったときには一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

参加者インタビュー

  • 初めて参加させてもらいました。同じ時期に出産する人たちもたくさんいて、心強く思いました。分からないことだらけでも、不安に思いすぎずに周りに甘えていいのだなと思いました。こういうイベントへの参加の大切さを実感しました。自分だけが不安なのではなく、赤ちゃんも一緒に頑張るのですね。今日はありがとうございました。
  • 出産をする時の筋肉の使い方のためにも、普段座る時間が多いので、姿勢よく座ることも大切なのだなと知りました。赤ちゃんが楽に出てこられるよう、帝王切開にならないように気を付けたいと思います。あと、助産師さんが読んでくれた絵本の「選んだ」というフレーズにグッときました。
  • 初産でとても不安だったけど、栄養のことや母乳についてたくさん聞けたのがよかったです。また、最後に読んでもらった絵本は、一度、聞いたことがあったけど、何回聞いても心にくるなと思い、自然と涙が出ました。今日も来るのが不安だったけど来てよかったです。
  • おむつ替えや洋服の着せ方など、細かく教えていただけたのでよかったです。
  • 同じ時期に出産を迎えるお母さんたちと、会える機会が持てたことがよかったです。もう少しおしゃべりができる時間があるといいなと思いました。先生たちからのアドバイスやお話は大変勉強になるので、参加するといいと思います。
  • 知らないことが知れてよかったです。自分が大丈夫と思っていたことが、間違っていたことに気付けてよかったです。
  • 手遊びの歌を知らなかったので、いい時間になりました。姿勢のことも気を付けたいと思います。
  • 知っていたことも含めて、改めて産前産後にたくさんのことを知ることができてよかったです。こういった講習会へ参加することで、安心材料が増えていいと思いました。
  • 出産、赤ちゃんについて知らないことが多かったので、助産師さんの話が聞けてよかったです。心配していたこともありましたが、必ず当てはまる正解はないので、マイペースに焦らず、育児をしようと思いました。不明な点や赤ちゃんの抱っこの仕方など、具体的に直接聞けたのですごくよい機会になりました。
  • 来るまでドキドキしていましたが、こんなに仲間がいるのだなと思い、安心しました。
  • 初めての出産で不安もありましたが、基本的な抱き方や着替えの体験ができてよかったです。またこういう機会をぜひ利用したいです。
  • 講話は分かりやすく、これからの生活に生かしたいと思います。実際に赤ちゃんの人形を使って、おむつ替え、着替えの体験ができてよかったです。
  • 同じように出産を迎える人がいるだけで、心が少し落ち着きました。マイペースに頑張っていきたいと思います。これからこうして、いろいろな人と話しながら、大事に時間を過ごせていけたらいいなと思っています。最初のよい機会になったと思います。
  • 着替えやおむつ替えの実践がよかったです。物品の準備についての説明も勉強になりました。絵本の読み聞かせが心に響きました。
  • 姿勢の大切さ、母乳量、赤ちゃんが飲める量を詳しく助産師の方から聞けたのがとてもためになりました。松山市に伝わるわらべ歌の意味が、これから生まれてくる子への願いがあり、意味が知れてよかったです。
  • 初マタニティでいろいろと大変ですが、参加者が多くて安心しました。生まれる前にはしっかりと準備をして、生まれた後には赤ちゃんの気質に合わせて、臨機応変に対応していこうと思います。
  • 講話では、自分の姿勢など日常生活を見直すきっかけになり、よかったです。実習で実際の体験ができたので、非常にためになりました。
  • 初めての妊娠で不安が多い中、専門家の先生たちのお話が聞けたり、同じ妊婦さんと意見交換ができたりして、「私だけじゃない」と安心することができました。赤ちゃん人形は、元保育士だったので触ったことがありましたが、初めての方もいらっしゃるのでよい経験だと思います。
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