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カンガエルーレポート

笑顔のまつやま まちかど講座「はたらきものの下水道」

2019年8月22日木曜日、松山市の生石児童クラブで「笑顔のまつやま まちかど講座」が開かれました。まちかど講座とは、市民の皆さんが集う場に市の職員がお伺いし、市政の取り組みなどについて分かりやすく説明するとともに、意見交換を行うものです。市民の皆さんと行政が、理解と連携を深め、協力し合いながら、まちづくりを進めていくのに役立てています。
今回は、子ども版「まちかど講座」として、生石児童クラブに通う小学生約100人が参加し、「はたらきものの下水道」というテーマで、うんちの探検を通して下水道のしくみについて学びました。

下水道について知ろう

うんちは、自宅のトイレで流した後、どうなるのでしょうか。まずは、事前に配布されていた「うんち循環図」というプリントとスライドを使い、クイズ形式で、自宅のトイレに流したうんちがどのように循環していくのかを学びました。
「うんちはどのくらいの時間でできるの?(答え:24~72時間)」というクイズから始まり、「マンホールのふたはなぜ丸いの?(答え:ふたが落ちるのを防ぐため)」「汚れた水は下水道の中をどのくらいのスピードで流れているの?(答え:人が歩く速さ)」など、子どもたちにも分かりやすい内容の問題が出題されていました。

途中、水の入ったペットボトルに、トイレットペーパーとボックスティッシュペーパーを入れて、15秒間振る実験が行われました。勢いよくペットボトルを振る子どもたち。15秒後にどうなっているか、観察しました。トイレットペーパーは粉々に、ボックスティッシュペーパーは変化していない様子を見て、子どもたちは大はしゃぎ。トイレにはトイレットペーパー以外の紙を流してはいけないということを実感していました。

デモンストレーションで学ぼう

後半は、屋外に水洗トイレと下水道管の模型を設置して、うんちがどのように流れていくか、デモンストレーションが行われました。うんちの模型を下水道管に入れる係、水洗トイレの水を流す係など、役割を決めて、うんちが透明な下水道管の中を流れる様子を観察しました。途中で止まってしまうなどのアクシデントもありましたが、スムーズに流れると子どもたちからは歓声が上がっていました。

うんちの探検を通して、下水道についての理解を深めた様子の子どもたち。もし下水道がなかったら、街や川、海が汚れてしまうこと。また、うんちやおしっこは、肥料や固形燃料などの資源に生まれ変わり、循環していることなども学びました。

講師から

岡田和樹さん

松山市下水道サービス課
岡田和樹さん

自分たちのうんちがトイレに流れたあとどうなっていくのか、また、下水道があることで環境がよくなっていることや、循環社会の一部に自分たちの生活があることなどを学んで、環境に対する知識を増やしたり、意識を変えたりしてもらえればと思っています。クイズの中でもお伝えしましたが、実はトイレの水よりも台所の排水の方が汚れています。このようなことを家に帰ってから、お父さんやお母さんにも伝えてもらって、家族みんなで環境について考えるきっかけになってほしいと思います。

主催者から

松山市タウンミーティング課
吉野正和さん

「笑顔のまつやま まちかど講座」では、子ども向けに12のテーマがあります。
夏休み期間中はもちろん、年間(年末年始を除く)を通じて開催していますので、ぜひご利用ください。

笑顔のまつやま まちかど講座(外部リンク[松山市ホームページ])

参加者インタビュー

  • (小学1年生の男の子)クイズが楽しかったです。デモンストレーションで、自分の置いたうんちが流れてうれしかったです。
  • (小学3年生の男の子)実験がおもしろかったです。うんちがどのように流れていくかとか、水が流れるスピードが分かってよかったです。
  • (小学4年生の男の子)デモンストレーションで、うんちが流れていくのを見て、集まったまま流れていくと思っていたけど、バラバラに流れていくのを見てびっくりしました。下水処理場に行く仕組みが分かってよかったです。
  • (小学5年生の女の子)下水処理場のことをあまり知らなかったので、勉強になりました。トイレットペーパーが粉々になるのも意外でした。
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