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カンガエルーシアター

お茶・いけばな体験会

松山市畑寺児童館で行われた「お茶・いけばな体験会」の様子をご紹介します。

2016年12月3日土曜日、松山市畑寺児童館で「お茶・いけばな体験会」が開かれました。茶道裏千家の大井宗翠さんを講師にお迎えし、日本の伝統文化である「茶道」と「いけばな」を体験しました。当日は幼児と小学生の部、合わせて約30人の子どもたちが参加しました。

お茶室の雰囲気の中でおこなわれた茶道体験。いつもの児童館とは違う様子に、子どもたちは少し緊張しているようでした。和菓子やお抹茶が運ばれてくると、一礼をしていただきます。お抹茶が初めての小さなお子さんは、最初は少し戸惑った様子でしたが、おいしいと分かると笑顔で飲んでいました。また小学生は落ち着いて、茶道の雰囲気を味わいながら楽しんでいました。

いけばな体験では、吸水性スポンジを入れたペットボトルに、マスキングテープやマジックで飾りをつけて花器を作ったあと、3種類の花をいけました。参加者それぞれの個性が光る、いけばなに仕上がりました。

参加者インタビュー

7カ月、2歳のお子さんとお母さん

7カ月、2歳のお子さんとお母さん

(お母さん)男の子ということもあり、なかなかお茶やいけばなを体験する機会がないのではと思い、参加しました。普段、苦いものは苦手なのですが、周りの雰囲気もあって「おいしい、おいしい」と言って飲んでくれました。下の子の五感も育てたいなと思って、お抹茶の香りをかがせてみました。
いけばなも、目で見て、触って、においを感じながら体験できてよかったです。お花もきれいで癒されました。

3歳のお孫さんとおばあさん

3歳のお孫さんとおばあさん

(3歳のお孫さん)楽しかったです。

(おばあさん)普段の生活の中では体験できない、昔ながらの文化に触れることができてよかったです。花器の制作も楽しんでいましたし、お花の名前にも興味を持っていました。お茶をいただく時も、おそるおそる飲んでいましたが、「おいしい」と言っていました。いつものお茶と違って、ごくごくとは飲めませんでしたが、いい経験になったと思います。また、いろいろな礼節も教えてもらえてよかったです。

小学4年生、1年生のお子さん

小学6年生の女の子

(写真左の女の子)学校で「いけばなクラブ」に入っています。久しぶりのいけばなだったので心配でしたが、楽しかったです。茶道は、幼稚園の時に2回、体験したことがあります。また、このような機会があれば参加したいです。

(写真右の女の子)いけばなにも茶道にも興味を持っていたので、とても楽しかったです。お抹茶をたてる時、かなり力がいるなと感じました。お花もセンスが大事だなと思いました。

講師から

茶道裏千家 大井宗翠さんへのインタビュー

大井宗翠さん

日本の伝統文化を感じてもらえればと、掛け軸などでお茶室の雰囲気を演出しました。掛け軸の言葉、「喫茶去(きっさこ)」には「ゆっくりお茶でも飲んでお帰り」という、やさしい思いが込められています。茶道は、礼儀や作法が先に立っているように思われますが、気軽に楽しめるものなのです。大きくなった時に今日の経験が少しでも役に立つとうれしいです。
また、いけばなに関しては、一つ一つのお花に愛情を持ってもらいたいです。器にこだわらず、気軽にお花を楽しんでくださいね。

主催者側から

松山市畑寺児童館 清水義郎さんへのインタビュー

清水義郎さん

普段、接する機会の少ない伝統文化を子どもたちに体験してほしいと思い、企画しました。小さなお子さんも静かに座って、お茶を飲んだり、花をいけていました。また、よく児童館に遊びに来ている小学生たちも参加してくれましたが、いつもと違う表情を見ることができました。楽しんでもらえてよかったと思います。
1月には餅つき、2月には焚き火をして焼きいも作りを予定しています。児童館では、家庭でなかなか体験できないようなおもしろいことをやっていきたいと考えています。児童館での体験がきっかけになり、次につながっていってほしいです。

畑寺児童館(外部リンク)

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